串カツ田中 地方出店なぜ…全面禁煙に続き…「ファーストペンギン」の精神で大躍進

グルメ


居酒屋チェーン「串カツ田中」を運営する串カツ田中ホールディングスが、

2018年11月期(2017年12月~2018年11月期)決算を発表しました。

 

売上高は76億円、本業の儲けを示す営業利益は5.5億円だったそうです。

これで、上場した2016年以来3期連続の増収増益となりました。

 

そんな串カツ田中が、新たな経営戦略を打ち出したというのです。

 

その戦略とは、「地方出店」でした。

 

一体、どういうことなのでしょうか。

 

この記事では、串カツ田中の地方出店についての内容や、

世間の反応などについてまとめています。

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串カツ田中 地方出店なぜ…全面禁煙に続き…「ファーストペンギン」の精神で大躍進…内容

串カツ田中は、2018年6月に、ほぼすべての店舗で全面禁煙とし、注目を浴びています。

というのも、喫煙客が多い居酒屋チェーンで全面禁煙にするのは前例がなく、

かなり思い切った改革だったからです。

 

この、「居酒屋なのに全面禁煙」とう、”ありえない”戦略に、

社内では不安なムードになっていました。

 

しかし、結果は大成功に終わりました。2018年6月以降の7カ月間で

既存店客数が前年を下回ったのは9月のみでした。

 

全面禁煙についての詳細の記事は以下にまとめています。

串カツ田中 禁煙戦略成否は…完全勝利!徹底的に家族客を取り込むメニューとは?

 

さて、居酒屋チェーンとして異例の禁煙化に成功した串カツ田中ですが、

2019年11月期(2018年12月~2019年11月)も独自の戦略を始めるそうです。

 

それは、「地方での出店」

 

串カツ田中は今期、直営で33店、フランチャイズで31店の出店予定ですが、

直営店の半数以上とフランチャイズの8割程度を関東圏以外に出店する見込みです。

 

 

なぜ、串カツ田中は「地方出店」するのか?

現在串カツ田中の約半数の店舗が東京都内にあります。

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」によると、

東京都での喫煙率18.3%に対して全国平均は19.8%と地方では喫煙率が

やや高い傾向にあるそうですが、なぜ地方に出店を強化していくのでしょうか。

 

2018年に出店した、熊本や仙台、北陸(福井、富山、新潟)、北海道の店舗では

かなり売上が上がっていると、

串カツ田中ホールディングス貫啓二社長は語ります。

 

都市部と比べて地方では一世帯あたりの人数が多く、家族客の需要が大きいことがあります。

ファミリー層を狙った経営戦略を続けている串カツ田中にとっては、

家族客の需要が多い地方は外せない場所だと言えます。

 

串カツ田中の串カツは1本100円~120円(税抜き、以下同)が中心で、

客単価が2400円ほどと低価格だとのことで、

物価が低い地方でも受け入れられやすいのだといいます。

 

メディアでも取り上げられる機会が増えたことも、

売上増にプラスに作用したと言えます。

これには「いちばんにやることに意味がある」という同社の姿勢も関係していました。

 

2017年2月から政府が「プレミアムフライデー」を奨励した際も、

一足早く1月から営業時間の前倒しや割引キャンペーンを行い、注目を集めました。

 

貫啓二社長は、

「一番に手掛けることでメディアでも話題になり、

『串カツ田中はファミリーを大事にする会社』

と日本中に宣言できる」と語っています。

 

人材確保・育成にも力を入れている串カツ田中…研修センター店が超安い!

地方出店の戦略に加え、人材の確保や育成も力を入れている串カツ田中。

今年4月に入社する新入社員を60名確保し、西日本を中心に「研修センター店」

新たに4店舗増設する計画だそうです。

 

研修センター店は現在、2018年4月にオープンした東京・日本橋小伝馬町に1店舗あります。

ここは、アルバイトを置かず新入社員だけで営業する店舗で、

新人教育を専門にする社員を配置して指導に従事させることを目的としています。

 

研修センター店では、通常店では399円の

生ビールをはじめとするドリンク全品を

なんと200円で提供しているそうです。

安く飲めることで客足も好調で、行列ができる日もあるとのこと。

 

離職率を下げるために、福利厚生の充実にも力を入れているそうです。

2018年から、有給休暇とは別枠の夏休みや冬休みの日数を毎年3日間ずつ加え

通常年2回支給されるボーナスとは別枠で、四半期ごとに3万~6万円のボーナスを支給しているそうです。

 

こうした取り組みが功を奏して、入社から1年以内の離職率はそれまでの約30%から、

20%強に改善したそうです。

離職率が下がることで採用コストを削減でき、社員が定着することで、

さらに技能や生産性が向上する効果も期待できるそうです。

 

串カツ田中はは今2019年11月期の業績について、

売上高97億円(前期比26.5%増)、営業利益5.9億円(同5.4%増)を見通しています。

 

貫啓二社長が常々掲げている社訓は「ファーストペンギン」

これは、リスクを恐れず海に飛び込むペンギンに例えた表現で、

常に「一番にやることに意味がある」と考え、

何事にもトライしていく姿勢を守っていくことを表しています。

 

これからも、串カツ田中の快進撃は続きそうですね…!

串カツ田中 地方出店なぜ…全面禁煙に続き…「ファーストペンギン」の精神で大躍進…世間の反応

こうした動きについて、ネット上では様々な声が聞こえてきました。

「禁煙大歓迎!

はやく自分とこの地域にも出店してほしい」

 

「今後この業界のモデルケースになる。
そしてまた新たな形態の店が生まれる。」

 

「禁煙の店舗が増えても、喫煙推奨の店舗が増える事はない。
いい流れですね。そして、この流れを作ったのは、他ならぬ

(一部の)マナー意識の薄い喫煙者なんですよね〜。メシウマメシウマ。」

 

「やっと行ける店が増える。
タバコの煙が嫌で入らない人もがどんだけ多いか何で気が付かないんだろう?」

 

「喫煙者ですが家族と食べるなら我慢出来る
だから禁煙でいいと思う
居酒屋はやはり気を遣います
一応聞きますが吸わない人も構わずどうぞと言ってくれるが絶対に嫌だと思う
そう思いながら吸っちゃう自分が情けない
iQOSは臭いと不評なのでプルームなら許してくれるかな?」

 

「こういう店がドンドン増える事を願うばかりです。

立ち飲みとか大衆居酒屋でも、完全禁煙店が望まれてるのにね〜
昨日も梯子酒していて、お店の扉を開けて「うわっ!」っ

て声高に言って回れ右した店がいくつも有った。
タバコの煙さえ無ければ、リピートするだろうって感じの店も有ったから残念。。。」

 

「この試みがどうでるかはわからんが、タバコの害に鈍感すぎる愛煙家に警鐘を鳴らす意義はある。

「禁煙なら行かない」なら行かなきゃいい。こういう輩は

「タバコが吸えないなら精神的に病む」とかいうが禁煙して精神に

異常をきたした人なんて見たことない。

タバコの害で自分が病むのは勝手だが周りを巻き込んで欲しくないから

多くの嫌煙家は支持するさだろうね。」

 

「串カツ田中の取組を契機に、建物内禁煙をドンドン進めてほしい
タバコは百害あって一利なし」

#ヤフーコメントより

 

このように、近年の喫煙率の低下を表すように、

串カツ田中の禁煙戦略について、支持する声が高まっていました。

 

私もタバコの煙が苦手なので、

全面禁煙のお店が増えてくれることは大歓迎です。

 

近所にないのが難点なので、もっと近くに出店してくれないかな~

と、このニュースを見て思いました。

 

串カツ田中 禁煙戦略成否は…完全勝利!徹底的に家族客を取り込むメニューとは?

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