【大発見】「源氏物語『夕顔』の死」絵巻フランスで発見!

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江戸時代初期に描かれ、全容がわからないこともあって「幻」とも呼ばれる「盛安本源氏物語絵巻」のうち、

ヒロインの一人である夕顔の死を描いた場面が新たにフランスで見つかったと朝日新聞が報じました。

 

源氏物語絵巻で不幸な場面を描いたものは、極めて珍しいとのことです。

 

横たわる夕顔や死を嘆く光源氏、駆けつける家臣、建物の内装などが精巧に描かれた図は

縦35センチ、横132センチ。

 

保存状態は良く、金がふんだんに使われているそうです。

 

仏のコレクターが購入後、美術史家のエステル・ボエールさんを介して

佐野みどり学習院大教授(日本美術史)が調査。画風などから盛安本の夕顔と確認しました。

https://www.asahi.com/articles/ASM1H03D0M1GULZU017.html

 

 

この記事では、このニュースへの世間の反応、源氏物語の「夕顔」とは?

についてまとめています。

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【大発見】「源氏物語『夕顔』の死」絵巻フランスで発見!世間の反応

この大発見について、ネット上では驚きの声が広がっています。

 

さらりと報告してるけどこれ大発見だからな。こんなことがあるならどこかの旧家か、海外のコレクターから雲隠れの巻が見つからないかなぁ

 

「こんなに色鮮やかな絵巻初めて見た
しっかり保管されてた感じが…有難いね」

 

「すごい。

本物見てみたい。」

 

「フランスから見つかるとは驚きました。日本の古文書や骨董はどれくらい海外にあるのかな。
逆に海外にあったから戦火を逃れたものも多いと思いますが。」

 

「これはすごいな、なんで朝日しか記事にしてないんだろ?
何より本物のコレクターが死蔵していたであろう作品が日の
目を見るなんて本当に貴重ですね」

 

「凄いですね。
夕顔は源氏物語でも、光源氏が愛した女性として本で見ましたが、

まるで今にもここにいるような情景が見事に描かれていますね。
色も綺麗で、光源氏が嘆き悲しむ心までが
伝わってくる名画だと思います。」

 

#ヤフーコメントより

 

皆さん、この大発見に対し、純粋に驚き、感動しているようですね。

 

【大発見】「源氏物語『夕顔』の死」絵巻フランスで発見!「夕顔」とは?

「源氏物語」といえば、誰に聞いても知っているような超名作ですが、

どんな内容なのか、具体的な物語を知らない人もいると思います。

 

ここで、「夕顔」に関する話を簡単に説明していきます。

 

夕顔との出会い

源氏の乳母の家の隣の庭に珍しい花が咲いていました。

その花の名前をそこの家の人に尋ねると、その家の女主人が花と共に扇子を渡し、このように詠みました。

 

~ 心あてに それかとぞ見る 白露の 光そへたる 夕顔の花 ~

(あなたのいるところだけに光が反射して眩しいのだけれど、もしかしてそこにいらっしゃるのは光源氏の君なの?)

 

夕顔という鼻の名前を答えつつ、源氏に和歌を贈った女性こそ、夕顔の君でした。

源氏は「女の方から和歌を贈るなんて」と思いつつ、夕顔の君を気にし始めてしまいます。

 

そして、源氏が返した歌がこちらです。

~ 寄りてこそ それかとも見め 黄昏れに ほのぼの見つる 花の夕顔 ~

(だったらもっと近くで見て私を確かめてみるか?)

夕顔とのお付き合い

こうして二人は心を通わせるようになります。

源氏にとって夕顔は、高貴な感じはないけれど、品があり魅力のある女性だったそうです。

朝帰ったあとも会えない昼間も逢いたくて苦しくなるほど源氏は恋に落ちました。

 

源氏はわざわざ、身分がばれないように身分の低い服を着て会いに行きました。

夕顔も源氏も、自分の正体を明かすことなく付き合っていました。

源氏が住んでいる貴族の豪邸とは違い、近所の物音が筒抜けの夕顔の家。

でもそんなことも気にならないほど夕顔のことを愛していました。

 

そして、ある時源氏は夕顔を外に連れ出します。

 

夕顔の死

源氏は隠れ家に夕顔を連れてきて、一日中一緒に過ごしました。

ただあまり手入れの行き届いていない家で、夕顔は気味が悪いと怖がります。

夜になりうとうとする源氏ですが、ある美女が自分のところへ訪ねてこないと恨み言をいう夢を見て目を覚まします。

 

灯りも消えてしまい闇が辺りを包みます。夕顔も侍女の右近も怯えていました。

夕顔を右近に託して源氏は人を呼びに行くものの、戻ってくると夕顔はすでに息をしていません。

そこへさっき夢で見た美女が幻となって現れて、一瞬で消えてしまいます。

 

「目を覚まして。俺を悲しませないで」

源氏は夕顔を抱きしめてそう言いましたが、夕顔の身体は冷たくなっていく一方。

なぜこんな寂しいところに連れてきてしまったんだろうと後悔しました。

 

夜が明けて、家来の惟光と相談して、夕顔の亡骸は惟光の知り合いの家に移して、源氏は二条院へと一旦戻ります。

それでももう一度逢いたいと源氏は夕顔の亡骸と対面して涙します。

 

「もう一度声を聞かせて。君をを愛している。俺を置いていかないでおくれ」と。

源氏は周りも気にせず源氏は泣きました。

 

 

と、こんな流れです。

この、「夕顔の死」の場面が描かれた絵巻が今回フランスで見つかったということなのですね!

 

まだまだ、当時の絵巻が海外に流出しているかもしれませんので、

今後また発見されるのではないかとワクワクしています!

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