生後6ヶ月の発達具合
- 寝返りを始める
- 頭を自在に動かせるようになる
- いろいろなことに興味が出てくる
- 物音のした方に顔を向ける
- おもちゃを片方の手から反対の手に移せる
- 赤ちゃん語で話したり、唇を震わせて「ぶ~」と言う
- つかまり立ちをする
- サポートがあれば座れる
離乳食お肉編突入
体が大きくなってきて、まだまだ
離乳食をたくさん食べたがるようになってきたら、
肉や魚などのタンパク質をあげ始めます。
6ヶ月になったら、というのではなく、
あくまで赤ちゃんの発達に合わせて
離乳食の量、種類を増やしていきます。
離乳食開始のサイン
- 体重が出生時の2倍になる
- 首がすわる
- 夜中に2回空腹で起きる(すぐに寝入る場合は含まない)
- 大人の食事をじっと見つめるようになる
- 支えると座っていられるようになる
- 口をもぐもぐと動かすようになる
これらに当てはまらないようなら、
3ヶ月の生活リズムを続けます。
6ヶ月ころの変化
赤ちゃんが離乳食をよく食べるようになったら、
朝、昼のごはんの後にデザートとして
フルーツを試してみます。
徐々におかゆの粒を大きくしていきます。
少しずつ子ども用のビスケットも試しても良いです。
午前中のスケジュール
5~6時
赤ちゃんが目覚めたら授乳します。
お腹が一杯になると、
赤ちゃんはまた眠りにつくはずです。
7時 朝ごはん
この時間までに赤ちゃんを起こします。
ミルク粥でも、普通のおかゆでも
大丈夫なので、赤ちゃんに合わせるようにします。
起こすときには、部屋を明るくし、
着替えやおむつ交換等をして、
赤ちゃんが自力で目覚められるようにします。
おかゆが終わって、その後の授乳で
好きなだけ飲ませた後に、デザートのフルーツを試します。
フルーツは、茹でてミキサーで
柔らかくしたものを与えます。
りんご、ばなな、洋梨、いちごなどが始めやすいです。
アレルギーには注意してください。
アレルギー症状の一例
- 皮膚が赤くなる
- 湿疹が出る
- 痒みが出る
- 咳が出る
- 鼻水が出る
- 息苦しい、ゼーゼーする
- 目の充血
- 口の中の腫れ
などです。
※参考:「アレルギー支援ネットワーク(http://alle-net.com/allergy/allergy-food/)」
この他にも、いつもと様子が違う事があれば、
症状をよく観察して、
お医者さんに相談してからにした方が良いと思います。
9時~9時半
1回目のお昼寝をさせます。
眠そうでなくても、ベッドに寝かせて睡眠グッズを渡します。
できるだけ夜寝る場所と同じところで、
カーテンを閉めて暗くした上で
寝かせてあげます。
もし眠らない場合、
1時間程度は待ちます。
その間、体を動かして遊んであげるなどして、
自然に疲れて眠くなるのを待ちます。
10時 おやつ
赤ちゃんがどれだけ眠ったかにかかわらず、
この時刻までに起こします。
赤ちゃん用のビスケットやおせんべいも
始められる頃なので、試してみても良いです。
もちろん、おっぱいでも良いですよ。
11時半~12時
2回目のお昼寝です。
赤ちゃんが眠そうでなくても、
ベッドに置いて睡眠グッズを渡して様子を見ます。
夜寝るのと同じ場所で、暗くした状態で
寝かせてあげます。
1回目のお昼寝でしっかり眠れた赤ちゃんは、
このお昼寝タイムは必要ないかもしれません。
すぐに寝付けなくても、なるべく抱っこはせず、
一人で眠れるようにサポートします。
午後のスケジュール
12時半 昼ごはん
赤ちゃんがどれだけ寝たかにかかわらず、
この時間までに起こします。
寝付くタイミングが遅くなり
全然寝ていないという時も、
必ず起こすようにします。
1回のお昼寝で30分~1時間眠れるのがベストですが、
好きなだけ眠らせておくと、すぐに
リズムが崩れてしまいます。
ここで崩したリズムは、
夜の睡眠の乱れに繋がりますし、
生活リズムが定着しない原因になります。
ここで起こしても、次のお昼寝では疲れて
眠ることができるはずなので、
気にせず起こすようにします。
お昼寝時間は全体として考えるようにして、
17時までに全体の調整が取れていれば大丈夫です。
この時間には、野菜とお肉系のランチを摂ります。
ごはんの後にデザートのフルーツをあげても良いです。
ランチの際の水分補給は、麦茶や湯冷まし、
ルイボスティーなどを飲ませます。
お茶に粉ミルクを加えてミルクティーのようにすると
お茶の味に抵抗なく飲めるかもしれません。
離乳食(野菜と肉系)の作り方
6ヶ月になったからといっていきなりこの段階から始めずに、
4ヶ月のメニュー、5ヶ月のメニューと段階を踏んでから
適切な時期に始めるようにしてください。
- 肉や白身魚(鯛やしらす)を鍋に入れて浸る程度の水で煮る
- 柔らかくなったら細かく刻む
- 既に調理してある野菜と混ぜる
- 野菜は5ヶ月目の離乳食の4週目と同じ分量で作る
- 肉と野菜を一緒に煮て、小さな保存容器で冷凍する
- 以下の表の分量で1週間分
- 白身魚はラップをしてレンジで3分加熱しても大丈夫です。
- 塩、砂糖、バター、出汁など一切加えません。
- 残っても再利用はしないでください。
週 | 野菜 | 肉系 | 1回量 |
1 | かぼちゃ | 鶏肉 | 大さじ8~12 (鶏肉と野菜を合わせて) |
にんじん | |||
じゃがいも | |||
さつまいも | |||
いんげん | |||
2 | 1週目と同じ | 牛肉 | 大さじ8~12 (牛肉と野菜合わせて) |
3 | 1週目と同じ | 豚肉 | 大さじ8~12 (豚肉と野菜合わせて) |
4 | 1週目と同じ | 白身魚 | 大さじ8~12 (魚と野菜合わせて) |
14時~14時半
3回目のお昼寝の時間です。
眠そうでなくてもベッドに寝かせます。
どうしても寝付けなければ抱っこしても良いですが、
完全に眠る前にはそのままベッドに置きます。
そしてできるだけ夜寝る場所と同じところで、
カーテンを閉めて暗くした上で寝かせます。
もし眠らない場合は
14時半までは、待っていいです。
体を動かして遊んであげるなどして、
自然に疲れて眠くなるのを待ちます。
午前中に上手く眠れなかった子は
この時間でよく眠ると思います。
1時間半以上は寝かせないようにします。
15時 おやつ
この時刻までに赤ちゃんを起こして授乳します。
授乳後1時間は起こしておいてください。
16時~16時半
4回目のお昼寝です。
ここまでのお昼寝でしっかり
眠れているようであれば、4回目のお昼寝は必要ないかもしれません。
17時を過ぎたら、寝かせないようにします。
もし17時以降眠ってしまっても、15分で起こすようにします。
17時 夕ごはん
この時間までに赤ちゃんを起こしてお粥をあげます。
※おかゆにミルクを混ぜたもの。粉末のインスタント粥でも可。
4ヶ月目の内容を参照。
離乳食の後、欲しがれば授乳します。
17時半~18時
「夕食→お風呂→就寝」のセットです。
夕食後すぐにお風呂に入れると
吐く恐れがありますので、
落ち着いたところで入浴させます。
お風呂が終わったら、そのまま
明かりを消した寝室に行きます。
18時半
暗い寝室で寝る前の授乳を行います。
離乳食が進んでいても、寝る前の授乳は必ず行います。
赤ちゃんが眠い仕草をし始めたら、
そのままそっとベッドに置きます。
泣いてしまっても、すぐには抱っこせず、
なるべく一人寝を促します。
夜中のスケジュール
お昼寝が3時間程度(30分~1時間×4)で
ミルクをしっかり飲めていれば、
もう夜中に目覚めることはなくなっていると思います。
もし夜中に起きてしまっても、
そのまま眠れるようにサポートしてあげます。
できたら、泣いてしまっても、
すぐに授乳や抱っこすることは控え、
数分は様子を見るようにします。
この時に、睡眠アイテムも渡します。
(おしゃぶりやその子のお気に入りおもちゃなど)
それでも眠れない場合は抱っこしてあげます。
抱っこしたままスクワットをしたり、
背中をとんとんしたりなど、
その子が落ち着く方法であやしてみてください。
どうしても泣き止まないときは、
ほんの少しだけミルクを与えますが、
夜中の授乳が習慣づかないよう、
なるべく授乳以外の方法で粘ります。
夜の寝かしつけのコツは、5ヶ月の生活リズムの
記事をお読みください。
そろそろ歯が生え始める頃です。
この頃には、咳、発熱、鼻水などのトラブルが
出ることがあります。
心配なことがあれば、お医者さんに
診てもらいに行きましょう。
まとめ
この時期は、順調に行けばお肉や魚の
離乳食が始まります。
赤ちゃん用のビスケットやおせんべい、
デザートにフルーツも試していけるようになります。
6ヶ月頃になると、歯が生えはじめて
様々なトラブルも起こりやすい時期だと言われています。
心配な症状がある時はお医者さんに相談して、
生活リズムに乱れが出ないよう、
引き続きスケジュール管理をしていきましょう。
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